つーりんぐれぽ 2009年9月

9月5〜7日 祝!再開ソロキャンプ@富山・長野
朝4時出立。気味が悪いくらい大きくクッキリした満月に向かって走り出す。

最長のブランクとなってしまった1ヶ月ちょっとぶりのツーリングは思ったよりも不安を大きくしてくれていて、前日緊張のせいでなかなか寝付けなかった。それがどうだ、走り出したら不安なんてどこへやら「とにかく安全運転で行こう!」と至ってポジティブ。

いきなりキャンプ道具満載の重さでも不安無く動くサスペンションと相変わらず絶好調のエンジンにも助けられて私の遅い夏休み第一弾がいよいよスタート!

中央道を相模湖I.Cから乗り、塩尻I.Cで降りる。

R20-R19-途中朝マック-25号-R158-安房トンネル-R471 
雲一つ無い晴天!そしてカラッと乾燥した空気。それだけで十分幸せ。

今回の目的は「約10年ぶりのソロキャンプ」。今年はサスOHのために相棒と夏休みが合わず、結局どこへも出掛けなかった。折角一人で走るのならあの事件以来無意識に避けていたソロキャンプを再開しよう!と計画。そして「わざわざ」走りに行かなければこの先通ることもないだろう「有峰林道」を走ろう。その他諸々オプションは臨機応変に・・。

「高山大山林道」をしばらく走ると「山之村牧場」の看板を見つけ立ち寄ることに。かなり山奥の集落に突然現れた真新しい施設。時刻は9時。折角なのでクリームソーダで休憩。私以外にお客はだーれも居ない。
それにしても日差しが強く、サングラスを外して地図を眺めているとそれだけで目玉が焼けそう!地図を見る限り先はまだまだ長い・・焦らずゆっくり先に進もう。

「有峰林道東谷線」に進入し、飛越トンネルを抜けると富山県。遠くに有峰湖が見えてきた。その先には料金所がありバイクは300円を支払う。それにしてもその先も一台も追いつかず、ダムの手前でようやく数台とすれ違う程度の交通量で、道はきちんと2車線あり路面も綺麗。なのに奥只見のR352よりも交通量が少ないこの道。本当に「走ることを楽しむ道(?)」だなぁ・・。

道が立派で非常用電話なんて設置されているせいか秘境感が少ない。東側の小見線は観光バスがやってくるようなので避け、ダム壁上の道を戻って小口川線で立山方面へ向かう。こちらは東谷線よりも少し狭かったけれど、R352に比べたら快適快適。拍子抜けするほどあっという間に抜けてしまって、時刻は11時。思っていたよりも早いけれど、昼食を摂りがてらキャンプ場を目指すことにする。
43号-15号-R8-61号-1号-2号 

海沿いの1号線は昔ながらの面影を残す雰囲気の良い道。道路の中央に消雪パイプが埋め込まれているのが特徴的だ。道端の気温計が28度を示しているこんな海沿いの町が、白く雪に覆われてしまうなんてちっとも想像出来ないのは私の想像力が欠如しているだけなのか・・。
じんわり流れる汗を拭いながら、不在のGRDUに代わって頑張る40Dで撮影。このまま1号を北上すると道の駅「ウェーブパーク なめりかわ」が現れた。少し遅いお昼・・に「白海老天丼」、とっても美味しかった。地産地消万歳!
当初、アウトライダーで紹介されていた「園家山キャンプ場」を候補に挙げていたのだけれど、評判ではイマイチらしいのでその手前にある「グリーンパークおおしまキャンプ場」を1泊目の幕営地とする。海が目の前、松林の中のフリーサイト。

料金は無料、受付は必要、車等の乗り入れは不可。設営後はバイクで1分とかからない所にある「福の湯」というこじんまりとした銭湯へ。スーパーは近くに無く、そこから5分ほど走る。

午前中休憩した「山之村牧場」で朴葉味噌を買っていたので、国産牛ステーキ肉(半額!)を調達。
お酒はキャンプ場からすぐのコンビニで購入。銭湯でさっぱりしたし、とりあえず一杯、日本海に沈んでゆく夕陽に向かってかんぱーい!

ささ、先にご飯を炊いて・・災害時用に買ってあったフリーズドライの白米が賞味期限が来たので今回使おうと思っていたのに・・どうやらガレージに持って行ったきり、積み忘れたらしい。

まぁ、こんな時の為に普通のお米もコッヘルの中に・・って・・洗う時に出してそのまんまじゃーん!!どひー!!
・・ということで、朴葉味噌は取りやめてステーキ肉は塩コショウで食べることに。主食は翌朝食べる予定だったパンを。まあ、お肉がとても柔らかく美味しかったから助かった。そのうちアルコールの摂取が体に本日の3時起きを思い出させたらしく、激しい睡魔が襲ってきた。時刻はまだ20時、気温22度。でももうダメ・・お休みなさい。
早く寝たのだから当たり前、翌朝4時起き。曇っているせいもあり、辺りはまだ普通に夜の暗さ。だからと言って二度寝も出来ず、薄闇の中で撤収作業開始。いい加減に手探りでやっていたら1時間かかり、走り出す頃には明るくなってきた(^^;)。

早速ツーマプにも載っている「黒部川扇状地湧水群」を見るべく、近い距離をうろうろ走る。本当に何故海のすぐ近くでこんなに綺麗で冷たい湧水が湧き出ているんだろう?

郡上八幡の宗祇水の様に段々になっている水路。そういえば秋田の六郷もいたる所に様々な形で湧水があったっけ。
やっぱり私は湧水好きw 飲まなくても見ているだけで癒される・・。他にも沢山あったのだけれど、さすがに全部は回れず断念、でも満足。それからはR8に出てひたすら北上を開始する。

結局・・湧水を離れてから、直江津でまたまた朝マックをするまでノンストップ。
ただ国道を淡々と進んでいただけだけど、乗れているだけで嬉しい。乗れないブランクがくろの有難味を増してくれたようだ。エンジンのフィーリングも気持ちよく受け止めて、とにかく前へ!停まっているのがもったいないぞ!・・というのとR8はトラック街道でずっと海沿いということもあり、めぼしい所が無かったから・・ともいう(汗)。 R18-R405-30号-95号-116号-353号

関田峠は霞んで展望が開けなかったのが残念。

野沢温泉街はただ通り抜け、北竜湖キャンプ場を偵察。あぁ、ホントにあの写真のサイトはこれだけなんだ・・あとはただの駐車場。

ならばカヤの平を目指そうか・・。

38号-R403
気持ちよい白樺とブナの林を縫って進む。突然ぱっと視界が開けたらそこが「カヤの平キャンプ場」。管理事務所の前に乗り付けると両脇にはBMWのバイクが20台ほど停まっていて、私が降り立った途端、視線が一斉にこちらに集まった・・何かいやーな予感。とりあえず受付・・仙人のような管理人さんにキャンプ場の説明を受け、サイトの下見に歩いていったらバラバラとバイクが走り出した。良かった・・あんな人数で宴会なんてやられたらたまらないもの。今日も明日も早寝早起きw って、まだ11時半(!)なんだけど、設営開始!

終了後一息ついていると、あるご夫婦に話しかけられた。そういえば、昨日のサイトでは釣りに来たおじさんと話をしたら、帰りがけに釣ったばかりのキスを「塩焼きにするといいよ」って下さろうとしたっけ。やっぱり一人だと話しかけ易いんだろう。私だってグループに話しかけるより一人で居る人の方がいい。キンキンに冷えたジュースを頂いてじゃぁとお別れしたら、下のお蕎麦屋さん(まぼろしの木島平そば 「樽滝食堂」)で再会しちゃった(笑)。

お蕎麦は普通盛りでてんぷらを別に注文。けれど出てきたお蕎麦が山盛りなので注文を間違えたかしらんと思いきや、このざるの中央が盛り上がっており、何と上げ底ならぬかさ上げざるだった(爆)。
てんぷらの衣が半生だったのは残念・・。それでもお蕎麦はとっても美味しかったから、てんぷらをやめて大盛りにすれば良かったな。

買い出しはそこから5分ほど下ったR403沿いにある小さなスーパーで。その少し先にはセブンイレブンがある。温泉を出てからまたその道へ戻るのが面倒だったのと、夜に冷え込むのが分かっていたからビールは冷えていなくてもいいやと先に買い付け、その足で「馬曲温泉 望郷の湯」へ。かけ流しのいいお湯だったけれど、有名な露天風呂と内湯の間は服を着て移動しないといけないので今回は内湯のみで退場。

温泉からキャンプ場までは40分と結構離れている。「カヤの平ロッジ」では宿泊客が少ない場合、500円でお風呂が利用出来るので、温泉まで行くのが面倒な場合は利用しない手は無い。左下の写真に写る建屋は炊事場。
さて本日の夕食、豚肉(スーパーに牛肉は置いていなかった)の朴葉味噌焼きとサラダとご飯。豚肉はしっかり網焼きし、朴葉味噌に絡めてプツプツ言い出すまで熱して出来上がりー。本当はネギやキノコを入れたかったのだけれど、さすがに一人分での購入は難しく・・。それでも生野菜があったからまぁ良しとしようか。味噌も美味しくご飯が進み、残りの味噌でビールをちびちび。まだ薄明るいうちに満腹になり、膨れたお腹をさすって一人ご満悦でニヤニヤしていたら、奥でオートキャンプをしている方が「おでんをやっているので良かったら・・」と声をかけに来て下さった。
残念ながら買ってきたおつまみも入らないほど腹12分目だったので、お気持ちだけ有難く頂いて辞退した。

この日はなんと19時半に就寝!!半袖Tシャツにダウンジャケットとシェルジャケット。そして3シーズン用シュラフにシュラフカバーで適温。Tシャツだけでも蒸し暑く、シュラフをお腹にかけるだけだった昨夜とは大違い。近くに明かりは無いけれど、雲一つ無い空には満月から少しだけ欠けた月が煌々と輝いていて、テントの中もふんわり明るい。ふさふさに茂った草の上、最高な寝床でお休みなさい・・。
・・ふと、目が覚めた。静寂を切り裂いて何かがやってくる・・。観光バス?!低く大きなディーゼル音がゴンゴンと闇に響いている。プロトレックを見ると夜中の2時。そのうちガヤガヤと声が聞こえだした。北ドブ湿原のトレッキング客がだいぶ早くに着いてしまったのだろうか・・そのうち静かになるだろうなどと思ったけれど、一向にその気配は無く・・。目が冴えてしまったのでついでにトイレに行って来ようとテントから這い出ると、目の前の夜空にはオリオン座。寝る直前は月明かりに押されて星があまり見えなかったのだけど、今は月が西に傾いたお陰でよく見える。ふーむ、これが見られたからまぁいいか。

大勢の声の主達は草原の一本道の奥に居るらしい。ちょうどその辺りは2組がオートキャンプをしている辺り。ヘッドランプの明かりがチラチラ動いているのが見える。私は19時半には寝てしまったから既に7時間近く寝ている計算で、寝不足では無いから良いものの、おでんに誘ってくれた夫婦なんてあれから焚き火もやると言っていたのだから正に夢の真っ最中で叩き起こされた感じだろう・・。
駐車場に停車した川越ナンバーのバスは相変わらずエンジンをかけっぱなし。虫が入らないように網戸にしてあるトイレの扉は開きっぱなし。やれやれ・・怒りを通り越して呆れてしまう。

私のテントは木の根元に張ったために、月明かりの影になって闇に埋もれている。戻ってから三脚にカメラを据えて星空を撮影。何で三脚は持ってきたのにレリーズを忘れたんだろう・・大馬鹿だ。シャッターから指を離す時の振動で何度撮ってもブレてしまう。フライに付けた温度計は7度。カッパを履いて、ジャケットを着込んで撮っていたけれどさすがに体が冷えてきたのでテントに撤収。

二度寝していて5時に起床。再度テントから首を出してびっくり!朝靄の中、同じ方に向けてカメラを三脚に据えた人達が50人ほど、牧場の有刺鉄線の前にずらりと並んでいる。私が設営した場所はその輩にとっての「ベストポイント」からは外れていたらしいが、不運にも2組のテントは三脚に取り囲まれている。私が二度寝している間にさすがにそのテントの主も物申したらしく多少は静かになっていたけれど、どんなに静かに歩いたとしてもあの人数の足音はかなり迷惑だったに違いない。

またまた呆れてそんな様子を撮影していた私に、話しかけてきたおじさん。近くのホテルから同じように撮影ツアーのお客さんを連れてきたらしい。「あ、でも私たちは4時半に到着したんですよ(笑)」。
キヤノンを退職した後、トレッキングガイドをしにアルバイトに来ているというその方の首からぶら下がるのはG10。色々案内してきたけれど、こんな光景は初めてだとか。おじさんもG10でそんな光景を撮影していたらしいw 

話をしながら撤収していたら結局6時。結露と朝露でびっしょりのテントで重量と嵩の増えた荷物、「後は帰るだけだからごめんね・・」とくろに声をかけて、おじさんに手を振って走り出す。

貸切状態の502号、471号、志賀草津道路。ふとメーターパネルの時計を見ると6時半だった。今日は月曜日、いつもならばちょうど通勤電車の中でつり革に掴まって、ツーリングマップルを眺めている時間帯だ。「二次元で見ていた道を今、走っているんだよ」、日常の中に居た私に向かって話しかける。青空で迎えてくれてありがとう。カーブ一つ一つを噛みしめるように曲がる。

ダウンジャケットとシェルジャケットは草津温泉街に入るまで脱ぐことが出来なかった。ここを下ればまた30度近い夏に戻る。激しい気温差で体調を崩さなくて本当に良かった・・。後はパンクなんてしたりしないように祈りながらゆっくり帰ろう。

結局、関越の渋川伊香保I.CからIN、80q/h巡航で帰着。くろも自分も労るつもりで走ったら、なんと33km/l!私の夏休み第一弾はこうして無事終了。復活したばかりのくろ、本当にお疲れ様!

くろがきてから・・・
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