つーりんぐれぽ 2008年9月の2

9月21〜23日 秘境でベルギービール!@新潟
今年初な2泊以上のツーリング。台風が近づいている為、1日ずらしてみたものの、依然芳しくない天気予報。けれど行くしかない!カッパを着込んで相棒と待ち合わせの東北自動車道上河内S.Aに向けて、東名・首都高を使っていざ出発!

偶然、高速道路上で合流。S.Aに入って、ヘルメット脱ぐなり「腹減った」という相棒と、開店準備が終了したばかりの「餃子広場」でがっつりな朝食。月替わりで5種類の店舗の餃子が食べられる、そのうちの「みんみん」、「さくら」、「新三」、「悟空」4つをセレクト。これは並べて食べ比べるから違いが分かるけれど、日を変えて食べたら印象が薄くてよく分からないかもしれない・・。どれもさっぱり系だったので胃もたれもせずに朝から満腹になって再出発。
矢板I.Cで降りて県道30号から56号へ。途中から本格的に降り出した。もうあとは止まらずにひたすら走る。

R400−R121−R352 

どこも晴れていたら気持ちのいい道だっただろう。残念ながら写真を撮れる訳もなく、濡れ落ち葉に乗ってコケないようにするので精一杯。小太郎ヶ淵も「あぁ、ここからアプローチするんだ」とちらりと見てみただけ・・。
次に止まったのはガソリンスタンド、そして檜枝岐村のおそばやさん「開山」。ここで12時。雨の中を走り続けてすっかり体が冷えてしまったので、温かい「きのこそば」と「天ぷら」を。つなぎを一切使わないという裁ちそばで有名でツーマプにも載っている。ブツブツ切れて食べにくいけれど、口に広がるソバの香りはいいカンジ。ささ、またカッパのお世話になってあと少しで到着だ。

桧枝岐の次は尾瀬。ハイキングのための駐車場を過ぎるとブナの林に囲まれる。雨は嫌だけれど、しっとりと濡れて緑緑している木々を眺めるのもたまには悪くない。雨が小降りになった隙を突いてカメラを出す。こういう時、コンデジがあって本当に良かった。それにしても私のGRは湯気だらけの温泉浴室に連れて行かれたり、いくら片手でひさしを作っているとはいえ雨の中に連れ出されたりと結構とヘビーな使われ方をしている?相棒が8年前に買った初めてのデジカメもそういえばリコー(RDC-7S)で、容赦ない使われ方をしていたっけ。これってリコーの運命?!( ・ g・)うそーん
福島県と新潟県の県境にある金泉橋から少し走ると、今日から2泊お世話になる小白沢ヒュッテがある。到着とともにお出迎えを受けて、何だか嬉しい、お世話になります!

ここは携帯も全く通じない、水道もない秘境。けれど全て豊富な湧水でまかなわれ、入り口前では飲み物が冷やされている。余りある自然、美味しいと評判の食事、そしてベルギービール。これらが目的でやってきた。

当初ヒュッテ前にある「奥銀山キャンプ場」に一人で泊まるつもりだった。けれど「朝の気温が5度」という書き込みを見て、今から冬装備に切り替えるのは無理と判断。

幸い空きがあるというのでヒュッテに変更。そこへ直前になって相棒が休みを取れたということで急遽2名に変更して頂いた。最近二人で走る機会が増えたねぇ。

早速お部屋に案内して頂く。山小屋だから寝袋も必要なのかと出発前にメールで尋ねてしまったのだけれど、とんでもない、ふかふかの布団が待っていた!
お部屋の内装も、ここが奥只見湖の南に位置する山奥のヒュッテだとは思えない、お洒落な造り。私たちが泊まった部屋のみベッドで、あとは畳のお部屋。こちらは時代を感じさせるサイケデリックな壁紙だったけれど、これもまた味があっていいカンジ。そして、部屋と部屋の中間にある談話室。ここもなんとも言えず落ち着く雰囲気なんだなぁ・・。さて、1階のダイニングにて早々にビールを一杯。しかーし、これが後のグロッキーの原因に。どうやら4時起きで雨の中爆走して疲弊した体にとどめを刺した模様。

それでも相棒はヒュッテ前の只見川へ釣りに。私はカメラを持ってウロウロ。
釣果はともかく、竿を振ってるだけで気分転換になるというから、バイクだったけれど釣り道具を持ってきて良かったね。

お風呂は二人がゆったり入れる大きな湯船のある綺麗な浴室。この水も湧水のため、節水が出来ない人は使えない。大雨の後は多少濁るというけれど、それも秘境ならでは・・だなぁ・・w

さぁ、さっぱりした後は6時から待望の夕食!スペイン料理の「ニジマスのアーモンドソース」に「クスクス」・・その他たくさん・・どれもとっても美味しい・・しかし・・記憶が途切れ途切れ・・。眠気と疲れが波のように押し寄せる・・。常連さんたちとお話しながらも意識はたまに向こう岸へ(汗)。結局1日目は8時に部屋に引き上げるはめに。あぁ、悔しいかな目的完遂ならず・・。
2日目・22日。夜中のバケツをひっくり返したような土砂降りで、何度も目が覚めたけれどそれでもスッキリ、けれど天気はどんより。朝から美味しい食事をしっかり頂いて霧雨の中を出発。目指すは田子倉湖、R252。

ヒュッテより以北のR352はアウトライダーでもお馴染み、沢水が道を横切る凹凸の激しい酷道。オーナーは毎日この道を往復して買い出しに出かけているのかと思うと頭が下がる。こんな道程を経て運ばれてきたベルギービールの貴重さを改めて痛感。

バイクは奥只見シルバーラインを走ることが出来ないので、枝折(しおり)峠へ。
山肌にこれから通る道が刻まれているのが見える。秘境求めてなのか案外車の通行量は多く、そのために1車線ながらも綺麗に整備されている。余程ヤビツ峠の方が走りづらいのでは?!

小出に出て県道70号−R252とつなぐ。ロッジモーティブのオーナーお勧めのJR只見線(ただし冬)を横目で見ながら走る。田子倉湖を見下ろす頃には、線路は足下深くトンネルの中。「人の気配が全く無い山」ってこれかぁ。折角なので「田子倉駅」(当然無人駅)へ降りてみる。この駅の両側はトンネル。ここで乗り降りする人って年間どれぐらい居るんだろうか。もちろん周りには山以外に何もない。

R252が冬季通行止めになった後も、地元の方の足として通年運行しているという。確かに冬の景色も気になるけれど、日帰りで行こうとするほど鉄分濃くないようです、私(笑)。
深山の道の割には幅は広い・・とはいえ、コンテナを積載したトレーラーが現れた時にはさすがに驚いた!新潟と福島をつなぐ重要路線だということはよーく分かった・・けど、カーブであんなのがにゅぅっと現れたらかなり危険。通行の際にはくれぐれもご注意を。

さて、延々とウネウネを繰り返していたらとっくに正午を過ぎていた。

只見駅近くの「駅前 山六」というお店で遅い昼食。他にお店も無かったので、さして期待もせずに入店してソースカツ丼を注文したのだけれど、意外や意外。
カツは脂がのって柔らかく、ソースは黒ごま入りの甘辛、そしてさすが米所、ご飯もおいしくて大満足。3時近くになるというのにちょこちょことお客もやってきて、ちょっとした驚き&得した気分になって店を後にした。

只見駅から直進のR289-R401。そこから昨日通ってきたR352に合流して帰路に。途中常連さんのお一人にインプで追いつかれてびっくり!途中の川で釣りをしていたのだけれど、私たちの姿を見つけ、片付けてから追いかけてきたという。恐ろしい運転技術・・w

2日目の夜は寝不足もなく元気元気。お風呂でサッパリした後に美味しい食事を堪能。どーしてこんな山奥でこの品数でかつこんなに手間をかけた料理が?!恐るべし、オーナーの腕前。
「鶏肉の猟師風」、「トマトのグラタン」、「ニジマスの塩焼」、「麻婆豆腐風」、「ラタトゥイユ&バゲット」etc・・。おかわりまでして、ビールもどんどん続く。

おっかしぃなぁ、メジャーなヒューならいざ知らず、「ティママンス」とか「ブーングース」とかが普通に出てきて、ここは新宿?それとも町田?

おまけに仕入れは王冠のボトルではなくコルクのものを・・というこだわりよう。3年寝かせたシメイ(青)のマグナムボトルなんぞ味が全くの別物になっている。
まろやかでこっくりしてて、これをもう一度飲みたいと思ってもすぐに手に入らないなんて・・全く麻薬のようぢゃないかっw

<2日で飲んだビール>
ヒューガルデン2本・St.ベルナデュスwit1本・シメイ(青)グラス2杯・ティママンス1本・ギネスビター1本・リンデマンペシェ1本・ブーングース1本・ブロンシュグラス1杯・リンデマンカシス1本・ローデンバック1本

1日目はほとんど飲んでいないので、2日目に追い込みかけた形ですな(汗)
こんな饗宴をかわいいおめめで毎晩(?)のように見ているオーナーの愛猫「バカボン」。(そう、オーナーは「バカボンのパパ」)カウンターのグラスを倒さないようにしゃなりしゃなりと歩く姿はうーん、さすが飲ん兵衛が集まるお宿のコだね。下界と違って冷え込んでいるのでダイニングにはストーブが焚かれていて、その暖かさに惹かれたのか、蛙ちゃん登場。溢れる自然がこんな所にまでw 

あんなに雨に降られた一日だったというのに、夜空はいつの間にか満天の星空!!ヒュッテの真上から立ち上る天の川。目が慣れれば慣れるほど星屑に埋もれて探しにくくなる星座。
これが見られたから、昼間がずっと雨だったことも許せたなぁ。オーナーに三脚をお借りして、初めての星空撮影に挑戦。

もう、こんな贅沢ったら無い!美味しい食事にベルギービール、綺麗な星空に楽しい会話。あっという間に10時過ぎ。明日もウネウネ経由で帰らなければいけないので、皆さんよりも少し早めにおやすみなさい・・。

翌朝、23日。7時半から朝食を頂き、10時に皆さんに見送られて出立。路面が乾いたR352は前日よりも少しは楽しく走れたかな?途中ちょっと寄り道をして六日町I.Cからイン。相棒とは別々で帰宅し、4時に無事到着することができた。
帰宅したそばから「次はいつ行けるんだろう」と考えてる頭の中はどうやら距離なんて関係ないみたいだ。あぁ、紅葉の時期なんて贅沢は言わないから、今度は青空の下あの道を満喫してみたいなぁ・・。

オーナーを始め、皆さんにはお世話になりました。そう遠くないうちにまたどうぞよろしくお願いします!

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